タリンへ行ってみた
北欧旅7日目。
朝食はスーパーで買っておいたハムやチーズ、ヨーグルトなどで簡単に済ませ、バス→地下鉄→トラムを乗り継いで港へ。
これら全ての乗り物は 前日に36ユーロで購入した 5days 交通カード(ABCゾーン)で乗り放題です ♪ ヘルシンキの交通機関はとても便利でキレイ。景色を見たり、車内の人間ウォッチングをしながら移動時間ですら楽しい〜
今日はヘルシンキから2時間ほどで行くことのできるバルト三国の1つ・エストニアの首都タリンに向かいます。
金額と時刻表を見比べて、行きは 9:00発→ 11:15着、帰りは 18:30発→ 21:00着のエケロラインを事前に19ユーロで予約しました。滞在は7時間程度。船は会社によって移動時間も金額も異なります。
スウェーデンからフィンランドへの船移動ではもっぱら屋上デッキで過ごしましたが、今回は船内のステージやビンゴ大会、生歌演奏を見て回りました。
地元の皆さんは免税店でアルコールを爆買い。仕入れレベル。(^ ^;)
見所がたくさんあるのであっという間にタリンに到着。
手軽に行くことのできる外国、しかも北欧より物価が安いタリンに来てみたものの、中世の街並みやかわいらしいお土産屋さんにはあまり興味のないワタシ。
ランチは観光エリアから外れた地元カフェのようなお店でビーツの冷たいスープをいただきました。暑い日だったのでさっぱり美味しかった〜
そして本日一番の目的の黒パン (エストニアのライ麦パン) を探し求めます!
駅の近くのMUHU pagarid に行ってみたらすでに売り切れと。俄然欲しくなって別店舗を検索したところ、近くに工房がありましたー。^ ^ 1本を半分に切ってもらって滞在中の朝食用に購入しました。
せっかくやって来たタリンの街、目的を果たした後には世界遺産の旧市街を歩いてみることにしました。
お土産屋さんを冷やかすにも特に買いたいものナシ。(^◇^;)
広場のマーケット。見るのは楽しけれど、わぁ〜いらなーい。笑
それでも石畳の街並みを歩くのは楽しいものです。そしてコレ、ヨーロッパあるある。住宅の建築現場では材料のレンガや石をバケツに入れて吊り運ぶの図。
お茶タイムでは旬のブルーベリーケーキを味わい、のんびり過ごしました。
さて、そろそろフェリー乗り場に戻ろうか。
行きにも寄ったフェリー乗り場近くのイベント屋台村がまだ開いてるー。目をつけていたニシンのフライを。揚げたて美味しいー!!カリカリでフワッ ♪
食べ歩き用のカットフルーツに混じって空豆がプラカップに皮ごとドーン。日本に住むイタリア人の友人も生の空豆をおやつに食べます。
帰りの船内ではステージの生歌に合わせて踊る人、人、人。年配のご夫婦が多いでしょうか。そして私が座っていたすぐ近くでの出来事。シャンパンをボトルで注文していたアラサー女子とアラフィフ女子2人組の席に、6歳ぐらいの女の子を連れたパパさんが相席しました。会話が弾んでそのうち色気のあるアラフィフ女子とパパさんがチークダンスしにステージの方へ。へぇ〜娘の前で。本当、これ日本にない文化。
別のエリアではカラオケ大会が始まっていました。海外のカラオケってステージで歌いたがる人が上手いとは限らないような、、、(^ ^;) フィンランドのヒット曲なのでしょうか、みなさん口ずさんで盛り上がってました〜。
着いた!ヘルシンキ!
6日目の朝10時にヘルシンキに到着します。
スウェーデンとフィンランドに時差が1時間あって夜が短かったことと、船のエンジン音で眠りが浅かったせいかあっという間に朝を迎えました。
朝焼けの海を見てみようと屋上デッキに行ってみると歩けないほどの強風ですぐに断念。
朝食ビュッフェの後は海を見ながらもうすぐ到着するヘルシンキの準備です。
船内にWi-Fiはあるものの窓なし部屋までは届かず、持参したレンタルWi-Fiを起動してヘルシンキ滞在中に使うレンタル自転車の申し込みをネットから。
1日5€、1週間 10 €。
メールで送られて来たIDをスクショでパシャ。WEBに図示されている使い方をざっと学習して、駐輪場のある場所は地図検索できることも確認。ふむふむ。
船の到着と同時に今日からお世話になる宿のオーナーからメールが届きました。
「着きましたか?アパートで待っています。」
ヘルシンキでの滞在は、宿泊検索サイトの画像を見て「ここに泊まりたい!」と一目惚れしたアパートに。5日以上の滞在の場合は私はホテルではなくアパートをいつも選んでいます。ベッドの他にソファやキッチンが付いていて自宅のようにくつろげて、洗濯物も干せるのが嬉しい。
私の今回の旅の目的はマリメッコでもムーミンでもなく森や湖だったので、中心部のホテルより郊外の方が魅力的。内装も好みで、オーナーは直接メールで連絡を取っても返信が丁寧で早く、とても信頼できる印象でした。
グーグル先生に聞きながら船で10時に港に到着する旨、そこからどの交通手段を使ってアパートまで移動すべきかなど事前に相談させていただいていて、チェックインの時間も融通を利かせてくださいました。
アパートは中心部から地下鉄とバスを乗り継ぐ場所にあります。自然に囲まれたエリアで、暮らしている気分を味わえる素敵な場所でした。
ヘルシンキは日本と変わらない時間の正確さと頻度で地下鉄もバスも使えるので何のストレスもなく移動ですら楽しい〜という気持ちになれました。
フツーのことがとっても楽しい!
オーナーからは鍵の引き渡しの際に、近くのスーパーで交通カードが購入できること、シティバイクの駐輪場がそばにあること、バスの路線、などを教えてもらいました。
荷物を片付けてコーヒーを淹れながら今日の予定を立てよう、、、、
マリメッコ本社にある社食へランチを食べに行こうと決めました。というのも、オーナーが目の前の道を歩いて行けばマリメッコアウトレットに着くと教えてくれたから。
住宅街の道をずんずん歩くと、、ん?この道あってる?と思うような森の小道が続き不安になってグーグルマップを見ながら10分ほど歩くと広い道路に出てすぐにたどり着きました!
店内は半分以上日本人。(^ ^;)
まずは社食に直行。メインをオーダーしたらサラダやパンはビュッフェ形式でした。北欧ゴハンが続いたのでここではパスタを注文。美味しかった。^ ^
一応店内も物色したのですが生地も小物も洋服も特にピンとこなかったので購入せず。私が特殊なだけです。(^ ^;)
みなさん戦利品を持って笑顔でした。
マリメッコ本社の近くにもシティバイクの駐輪場を発見して、アパートまで乗って帰ることに。
気持ちよく走り進めるとどうやら我が家は坂の上に立つアパートのようで、緩やかながら長い坂を登らなくてはいけませんでした。ヘトヘト。
アパートの目の前にあるバス停からは2路線で地下鉄Herttoniemi と Itakeskus の2駅に行くことができます。
今日は街を把握するために、
バスでHerttoniemi駅へ→地下鉄で中央駅に向かい→トラムに乗ってみて→ Hakaniemiから地下鉄に乗って→ Itakeskus のショッピングモールをさらっと見て→グーグルマップを頼りに自転車でアパートに戻る、
という感じで地理を頭に入れました。
この自転車、2台とも私が運びました。(^ ^;) Itakeskusからも最後は上り坂。
坂の上の我が家には常に自転車が無い状態。もうヘトヘト。
アパート前にあるKマーケットで食材を買い込み今夜はアパートでゆっくり過ごすことにしました。
船でヘルシンキに向かってみた
5日目の今日は夕方からヘルシンキに移動する日。
それまでの時間はシェップスホルメン島に行ってみることにしました。
お天気もサイコーで、元気に橋を渡りながら風を浴びて気持ちいい〜
近代美術館/建築博物館へ。
明るくて広々していて、気持ちのいい空間でした。無料だし ♪
自転車置場のサインも洒落てます。
スウェーデンでは街中でもたくさんセンスのいいデザインを見かけます。
スーパーで見かけるパッケージデザインも、
道にあるゴミ箱も。
近代美術館/建築博物館には庭園もカフェもあり、アートに興味がなくても空間自体がとっても居心地がイイ。
海が見えるカフェでコーヒーを飲んでゆっくり過ごしました。
さて、さて、小腹もすいてきた。ヒュートリエットの市場に寄ってからホテルに戻ろう!
キノコとベリーの季節だなぁ〜。彩り鮮やかです。
屋内をぷらぷらのぞいているとスープの人気店 Kajsas Fisk カイサス・フィクスが空いているー。魚介のスープを注文してみよう!
魚介ダシの効いたスープはどんぶり一杯。サラダとスープも用意されていて満腹、満腹。隣り合わせた中国人ファミリーはスープの他にもたくさんのメニューを頼みすぎてあまりの量に苦笑いしていました。
ホテルに戻り、預けていた荷物をピックアップして、フェリー乗り場に移動しました。アクセスカードフル活用!
駅からは15分ぐらい歩いたでしょうか。スーツケースを持った人の波について行くと大きな船が見えてきました。出港は16:45。旅のワクワクで笑顔がいっぱいのフェリーターミナル。
今回予約したのはタリンクシリアライン。直接のWEB予約より少し安かった北欧トラベルにて一番リーズナブルな窓のない船室を予約。一人旅なので節約しましたがやっぱり窓のある部屋に泊まりたかったな〜。
ベッドとシャワー&トイレがあるだけの客室。寝るだけなら十分ではあるものの、狭い船室ではくつろぐ場所がないので、荷物を置いたらさっさと船内を探検してみます。
出港前からすでに賑わっている屋上デッキへ。
夏の北欧ではこの時間の太陽はまだまだ高い位置にあり、さっそく音楽とお酒でリラックスした外国の方々に混じり私も椅子を並べてダラダラだらだら…
未来のイケメンくんたちも海風を浴びて気持ち良さそう。
ガラス張りの屋内プールは健康ランドのお風呂みたい。(^ ^;) 客層は、年配のご夫婦グループや家族連れが多かったように思いました。
空と海以外何もない景色が続くのかと思いきや、走り始めてしばらくずーっと陸の合間を走る状態。移りゆく風景をボーっと眺めていても全く飽きることなく数時間デッキで過ごしました。持参したポテチをつまみにジンでほろ酔い。(*^_^*)
楽しい!バルト海クルーズ!
夕食ビュッフェの評判は良さそうでしたが、一人淋しくたらふく食べるのもナンかなぁ、、、と食事の予約は朝食ビュッフェのみにしていました。節約、節約。船内にはレストランやカフェもあるようなので夕食を考えながらウロウロしてみることに。
吹き抜けのプロムナードでは生歌のステージがあり、免税店で大量にお買い物する人々や、スロットやゲームを楽しむ人で賑わっていました。
夕食はカフェのスモーブローでサクッと済ませ、バーを覗きに行くことに。ステージの生バンドに合わせて踊る人々、まだ時間が早いせいか子供達がたくさん踊っていました。かわいい〜。手品ショーも始まり飽きさせません。
船内の隅々を歩き回った後は、なんせ客室に窓がないので (^ ^ ;) 部屋には戻らず各階にあったベンチスペースで夕日を浴びながら本を読んで過ごしました。
ミートボールを食べてみた
のんびり森の木々の間を抜けてお散歩しながら、途中大きなブランコに寝そべって空をみたり、鳥が歩き回る庭のベンチで休んでみたり。
とても穏やかなひとときでした。
帰りはちょうど来たトラムに乗ったものの、遊園地の近くで急遽下車。
フェリー乗り場に歩いて行ったらガムラスタン行きを見つけました。
ガムラスタンの街を歩いているとちょっと小腹がすいて来て、昨日グーグルマップに印をつけたニシンの屋台がこの近くにあるはず、、、と探して歩いていたらあった!あったー!
ちょうどいい!!
セールで混み合うショッピングエリアを歩く気にもなれず、一旦ホテルで休んでから夕方またお出かけすることに。
予定を詰め込みすぎないことも旅行を楽しむポイント。
以前は朝から晩まで毎日ヘトヘトに歩き回るような欲張り旅をしていましたが、学びました。笑
「あ、名物ミートボール食べてない!」
ネットで探して TRANAN というお店を予約。時間までお店の近くにあるスーパーや建材屋さんを見て回り、市立図書館の絵本コーナーで日本語版ムーミンを読んだりしました。
ヘえ〜、ムーミンってこんな話だったんだ。
メニューには英語表記もあり、解読に時間はかかるもののよーく読んで、、、
展示の写真は衝撃的なものから美しい人物写真まで、併設のショップも含めて楽しめました。
アーティペラグに行ってみた
俵型の真っ赤に熟れたスイカがとっても甘くて美味しくて、お腹いっぱい食べた後はお散歩に出かけます。
スウェーデン名物(?)地下鉄構内の壁面アートを見ながら市立図書館へ。ワクワク。
どうやら図書館の開館前に着いてしまったよう。
午前の郊外の美術館、空いていてとっても楽しめます。
お散歩を楽しんだ後は建物内のカフェに戻って、海を眺めながら美味しいランチをゆっくり味わいました。 ^ ^
□ARTIPELAG
14時のバスで中央駅に戻り、エステルマルムを散策することに。
蚤の市に行ってみた
ジュースの人気店には前日の皮が山積み (^ ^;)
小さなアイアンボーイさんにご挨拶した後は、セーデルマルムの方に流れ着きました。
到着! 北欧旅行 1日目